LED照明(電球・蛍光灯)の正しい選び方
LED照明(電球・蛍光灯)は、白熱電球と比べ、価格が高く、寿命が長くだけに、選び方を間違えるとずっと後悔することになります。
今回は後悔しないLED照明(電球・蛍光灯)の選び方をまとめます。
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LED照明(電球・蛍光灯)の特徴
LED照明(電球・蛍光灯)の特徴
・長寿命・高信頼性
・低消費電力・低発熱性
・高価格
・耐衝撃性
・小型・点光源
・高速応答性
・直流低電圧駆動
・熱に弱い
・その他
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LED照明(電球・蛍光灯)選びの注意点
・LED照明(電球・蛍光灯)選びの注意点
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LED照明(電球・蛍光灯)の選びポイント
LED照明(電球・蛍光灯)の選びポイント
LED照明(電球・蛍光灯)の特徴
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長寿命・高信頼性
「高信頼性・長寿命」であり、一度設置すれば管球交換のような頻繁な保守の手間が省け、LED照明が寿命を迎えるまでの、管球の購入コストを削減できる。
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低消費電力・低発熱性
供給される電力の多くが発光に使われ、つまり発光効率が高いため(実売3千円台で90、1千円台で70~60(lm/W)(2012))に、従来の白熱照明と同じ明るさを作るのに必要な電力が少なくて済む。つまり、熱となって失われる電力が少なくて済み、低発熱の照明器具となる。また、2013年現在は、蛍光灯と同程度かまたはやや勝る(蛍光灯はインバータ型で110~85、従来型で70~60(lm/W))発光効率である。
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高価格
2013年現在、白色を放つ高輝度LEDの製造には高価な半導体製造装置と高度な技術が必要とされ、LED照明そのものの生産・販売数が少ないことも量産効果を生まず高価格である理由の1つとなっている。また、電源回路を必要とし放熱板や配光用のレンズ、散乱パネル等も器具全体を高価格にしている。LED電球については、価格の低廉化がみられるものの、直管蛍光灯形のLED照明や円形蛍光灯のLED照明については、まだ市場規模もLED電球ほど大きくなっておらず、技術的・生産コスト的にも発展途上の市場であり、特にLED電球が白熱電球と比較されるのに対し、蛍光灯との比較となり、価格競争力が極めて弱い。
RoHSに対する高い順応性
蛍光灯は性質上を、水銀を使用しなければならず、代替物質もないが、LED照明は水銀を使用する必要が無く、RoHS指令で定められた6種類の人体・環境汚染物質について、使用しないで生産できる。
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耐衝撃性
真空やフィラメントを必要としないため、衝撃に対して比較的強く作れる。但し、精密部品を集積した機器であることは変わりはなく、白熱電球や蛍光灯に使用される衝撃で割れてしまうガラス等に比べて、少々の衝撃では割れないプラスチック等を使用でき比較的強いというだけである。
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小型・点光源
ほぼ点光源であり発光部が小さく作れる。設置空間を小さくでき、デザイン上も利点ではあるが、放熱に工夫が求められ、光源の拡散を可能にする設計が求められる。
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高速応答性
熱慣性がほとんど無いLED照明は、供給電源が断続すればそれに応じて高速度で明滅する。ヒトの目では感知できないが、機械的な録画ではそれが問題となることもある。
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直流低電圧駆動
1つ1つのLED発光素子は直流低電圧の電源によって発光するので、100V交流の商用電源につなぐ通常の照明のように使用するには(基本的には)複雑な電源回路設計が必要になる。
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熱に弱い
元々が半導体素子であるLED素子は熱に弱い性質がある。さらに使用時には低電圧大電流をかけて高輝度発光を行うため、発熱によって素子自身や周囲の封止パッケージが劣化して行き、最悪の場合にはLED素子が損傷を受け、発光不良を起こす。これを避けて長寿命・高信頼性を実現するには、正しい放熱が求められる。そのため、LED電球は、発熱が放熱を上回らない限界の白熱電球100W相当のルーメンのものが目安上限として市販されている。
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その他
他の特徴として、内蔵した各色LEDの発光を切り替えることで、発光色を容易に変えられること。赤外線を出さないことで、放射熱をださない。また紫外線を出さないことで紫外線を好む虫類が寄ってこないなどの利点がある。
※wikipedia引用
LED照明(電球・蛍光灯)選びの注意点
LED電球の配光角
LED電球に交換後、白熱電球よりも暗くなったと感じることが多い。これはLED電球の明るさが足りないのではなく、光が届く角度の違いが原因というケースが多い。
白熱電球の光は360°届くのに対して、LED電球の光は一定方向に遠くまで届ける特性がある。
一般的なLED電球の配光角(光の広がる角度)は120°であるあめ、電球の真下のみが明るい。
最近は広範囲に光を届ける広配光タイプが登場している。配光角は260°~300°ほどで、白熱電球並みに回りを明るくする。広配光タイプは、LED電球のなかでも価格が高め。 だから、ペンダントライトやルームスタンドには広配光タイプ、トイレ、テーブルライト、ダウンライトなどには一般的な下方向タイプと、用途や場所によって使い分けよう。
LED電球の明るさ
白熱電球は明るさをW(ワット)数で表したが、LED電球はlm(ルーメン)で表示する。 白熱電球から買い替えやすいように、LED電球のパッケージには目安として「○○W相当」と明記されているので、これが参考になる。
だいたい、40W相当の明るさは485 lm、60W相当は810 lmという具合です。
lmの数字が大きくなればなるほど明るくなるが、明るすぎると目が疲れやすい。
lm(全光速値)と相当するW形数
lm(全光速値) W形 485lm 40W形相当 810lm 60W形相当 1520lm 100W形相当
W形 | lm(全光速値) |
40W形相当 |
485lm |
60W形相当 |
810lm |
100W形相当 |
1520lm |
LED照明(電球・蛍光灯)の選びポイント
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明るさ「ルーメン(lm)」値のチェック
ルーメン(lm)とは、すべての方向に反射される光の量を表すもので、数値が高いほど明るくなります。
・一般電球タイプ E26口金
必要ルーメン
(以上) | 170lm以上 | 325lm以上 | 485lm以上 | 640lm以上 | 810lm以上 | 1160lm以上 | 1520lm以上 |
相当電球 |
電球
20W形相当 |
電球
30W形相当 |
電球
40W形相当 |
電球
50W形相当 |
電球
60W形相当 |
電球
80W形相当 |
電球
100W形相当 |
・小型電球タイプ E17口金
必要ルーメン
(以上) | 230lm以上 | 440lm以上 | 600lm以上 | 760lm以上 | 1000lm以上 | 1430lm以上 | - |
相当電球 |
電球
25W形相当 |
電球
40W形相当 |
電球
50W形相当 |
電球
60W形相当 |
電球
75W形相当 |
電球
100W形相当 |
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口金のサイズのチェック
口金の大きさはおおきく2種類。取り付け口に合わせたサイズを選ぶ必要があります。
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光の色と角度のチェック
・光の色について
部屋によって明るさや色味を変えるのがおすすめです。「昼光色相当」、「昼白色相当」、「電球色相当」の3タイプがあります。
※リビングには昼光色、寝室には電球色が選ばれることが多いです。
・光の角度について
全方向タイプ(約300°)
リビングダイニングの ペンダント、シャンデリア、シーリング、ダウンライト、スタンドなど
下方向タイプ(約120°)
トイレのダウンライトなど
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使用する器具をチェック
・密閉型器具
密閉型器具とは、せーどなどランプを覆っており、外側からランプが見えない器具。
※浴室等水滴のかかる場所では、必ず防湿器具でご利用ください。
・調光器対応タイプ
調光(明るさが調節できる)機能が付いた器具には調光器対応タイプのLED電球をお使いください。
調光(明るさが調節できる)機能が付いた器具に一般のLED電球を付けると、破損・発煙・短寿命の原因となります。
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断熱材施工器具かをチェック
・断熱材施工器具とは
建物の防音および省エネルギー対策のため、断熱材を天井などに敷きつめる場合がありますが、そのような器具内温度が高温になる環境下でも施工可能な照明器具を断熱材施工器具といいます。
一般のLED電球は、断熱材施工器具(SGI、SG、SB形表示器具)では使用できません。
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